経年劣化により外側がくすんでブレーキフルードの量が見えにくくなったリザーバータンクを取り外して磨いてみました。
タンクはニッシンのものでフロントブレーキ用。使い始めてから7年ほど経ったものです。
ハンドルからタンクを外して磨く
リザーバータンクを磨くにあたってタンクを固定してるハンドル(ミラーの付け根)から取り外します。
外す前にタンクに残っているフルードを布などで吸い取り、マスターシリンダーに繋がるホースには作業が終わるまで漏れ止めを施します。
今回使ったのはゴルフボールを乗せるピンですが、フルードへの耐性は弱いようでした。傷を付けないよう工夫して樹脂製のクランプで挟むなどでも良いかと思います。
黒いキャップを外し中身が空な状態だとくすみは目立ちませんが、容量の確認がしにくいのと汚れの付着しているのが分かります。
タンクの表面を磨くのに使ったのは百均で売っているフェルトバフです。ルーター用なのでドリルには直接使えないと思っていただいた方が良いでしょう。
フェルトバフを使って10分ほど丁寧に磨いてみると、劣化した表面がボロボロ落ちてUPPERやLOWERと書かれた文字も欠け落ちてしまいます。
最終的には画像のような仕上がりになっています。コンパウンドを使えば艶まで回復できそうですがタンクの強度を考えるとおすすめではありません。
内側もなんとかUPPERとLOWERの文字が読める程度に残りました。
ハンドルへ戻しフルードを入れる
磨き終わってからタンクの外部を洗剤で洗い乾燥後に元通りハンドルに装着。
取り付けが終わったらキャリパー側からシリンジを使ってフルードを適量注入してエアーの混入がないかレバーを何回か握ってチェックしてからキャップを締めます。
交換前と比べればいフルードの残量を確認しやすくはなったようですが、表面をだいぶ削ぎ落としてのことなのでいい加減に交換時期かもしれません。
この半透明のタンク本体だけを購入することになると思いますが、純正のタンクで丸いレンズを交換するほど手間にはならないのが別体式の利点かと思います。