旧車乗りの工具箱にはきっとこんなモノが入っている

旧車のメンテナンスに荷札

うっかり長い期間放置してしまった旧車のエンジンを始動するには特別な処置が必要になってくるかもしれません。

動かさなかった期間が冬とかなら影響は少なめかと思いますが、放置期間に気温が高い夏を含んでいる場合はキャブレターを外して洗浄してあげる必要があったりします。

キャブレター掃除に荷札の針金

古い車やバイクのエンジンに燃料を供給するために使われるキャブレターは中にガソリンを残したまま使わない状態が続くと、ガソリンが劣化して中のジェット類が詰まりを起こして不動の原因になります。

そんなキャブレター関係のパーツの詰まりを解消させるのには場合によっては細い針金なんかで突いてやるのが効果的で、ユーザーが自分で整備するのにもっとも適しているのが最近ではあまり見かけることも少ないオーソドックスなタイプの荷札についている針金です。

荷札の針金

荷札に付いている細い針金

バイク屋さんなんかだともっと最適な洗浄方法があるのかもしれませんが、自分で処置したいとなるとこうしたものを用意する必要があります。

キャブレターのジェット類

キャブレターの中の小さな部品

ちなみにジェット類というのは画像のようなものです。

この真鍮製の部品が詰まりを起こしたらパーツクリーナー(できればキャブレタークリーナー)なんかにしばらく浸しておいて詰まっている小さな穴を細い針金でホジホジしてやるというわけです。

メインジェット

メインジェット

この大きめなメインジェットだとそうそう詰まることはないと思いますがイメージ的にはこんな感じで使用。

パイロットジェット(スロージェット)

パイロット(スロー)ジェット

パイロットジェット(スロージェット)だと小さな穴が横方向にもあるので、より細いものがあると便利でそれが荷札についてる針金ということです。

荷札とマイナスドライバー

また、このジェット類を外すときやキャブから燃料を抜き取るときにはマイナスドライバーが必要だったりするので、普段あまり出番がないマイナスドライバーとこの荷札は旧車乗りの工具箱ではいざというときの切り札やお守り的な存在といってもよいでしょう。

排気量が小さいエンジンほど小さい穴が詰まる

原付バイクのメインジェット

穴が小さい原付バイクのメインジェット

旧車に装備されているキャブレターは、一般に排気量が大きいエンジンではサイズが大きくなり小排気量のエンジンではサイズが小さくなり、使われているジェット類の穴も小さく詰まりやすくて対処も面倒です。

なので古い原付バイクや、それ以外でもレジャー用に使われるポータブル発電機などはこまめに動かしてやらないと、こうした燃料系のトラブルへの対処を迫られることになってしまいます。

そして、このキャブを詰まらせる内部の腐食は冬の間の放置より外気温が上がってくるこれからの季節が要注意。

もちろん排気量が大きくてもキャブのトラブルが避けられるわけではないので、中型以上のバイクはもちろん年式の古い車など荷札じゃなくてもっと特別な工具にお世話にならなければならないことも考えららます。

ただ、一度自分でこの手のトラブルに見舞われたり、あるいは不動の旧車を手直しするとかの経験をすると自分ではキャブ車を放置することほぼなくなるでしょう。

要は楽しく乗ってやれば、実用的に動かしてやれば面倒なトラブルは回避できるのですから。