ここのところ、季節がらバイクにを使う日が多くなってきたが、乗る度にハンドル周りで気になるところがありました。
右側にあるブレーキフルードのリザーバータンクの様子がおかしいのです。
ブレーキフルードが減るとタンクの中はこうなる
樹脂製のリザーバー(リザーブ)タンクを横から見るとあきらかにフルードの量が減っていて中のゴム製ダイヤフラムが変形しているのが気になります。
最初に気になる事実
心配なのが外見だけではなく、ツーリング先で見る他人のバイクでもバイクやで見る中古車でもこんな状態のリザーバータンクを見たことがないし、そもそもブレーキフルードが減ったから補充したなんて聞いたことがありません。
通常走行でパッドが減る分には、こうはならないだろうって話なんです。
でも、メンテナンスするならキャリパーごとオーバーホールしたいところだし、ブレーキの利き具合に問題もないので補充して様子を見ることにします。
横から見た感じ
写真だと確認しにくいですが、正常な状態ならフルードの液面がハッキリ分かります。
肉眼で見ると、フルードが減少した分だけ中のダイヤフラム(呼び名はあっていると思うけど自信がありません)が負圧により変形しているのが分かります。
タンクのキャップを開けてみる
タンクのキャップをとる前にハンドルまわりを養生します。
ここでタンクも養生しなければならなかったのですが考えが甘すぎました。
早速、中を開けてみます。
これって、バイクにはボンネットがないから水分吸い込まないように外気を遮断しているので、減った分このゴムが伸びて湿気を含んだ空気が入らないようになっているんですね。
これが通常の形です(向きは逆さま)。
通常の向きに戻すとこんな形になっています。
フルードを補充
とりあえず液面が下がった分だけ補充することにします。ブレーキフルードはDOT4を使います。
ほんの少しだけ注ぎます。
入れすぎるとハンドル付近に吹き出しそうで、それも心配です。
今度は上からのぞいても違和感がありません。
もちろん横から見ても正常ですね。
ブレーキフルード扱った後には必ず洗車
一連の作業が済んだら洗車をします。
こぼした覚えが全くなくてもブレーキ液を使うメンテナンスをした後には洗車をする癖をつけておいた方が良いらしいです。
そんなことを言っているところで、作業中にタンクにちょっぴり垂れてしまっていてタオルで直ぐ拭いたのですが、この通りです。
少しの時間でこれほど影響があるとは、気温が高い日のほうが危険なのでしょうか。
塗装が落ちるほどではないようなので後でコンパウンドで磨くことにします。
テスト走行
現在の走行距離は、28,905km。
新しいブレーキパッドは準備してあるので、時間を見つけて交換したいところですが、いつになることやら…。
天気が良かったので、テスト走行で近くを走ってみたついでに明るい場所で写真を撮ってみました。
アッパーラインにぴったりのところでしょうか、パッドを交換するだけなら上から抜かないと溢れるでしょうね。
それを考えると、やっぱりオーバーホールしたいな。
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