うっかり乗らずに放置してしまったバイクのバッテリーを充電するのには専用の充電器が必要になります。
※当記事に書いているバッテリーの充電は一般的でなく、車やバイクのバッテリーを安全に充電するには風通しの良い場所で専用の充電器を用いることが必要です。
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あると便利な12Vの充電器
春先などシーズンの始めに専用の充電器があると乗り出しに向けての準備が楽でしょう。
冬場も何回かエンジンをかけて乗ってやれれば、充電の必要がない場合もありますが地域的な条件でそれが厳しいこともあります。
先日、CB400SSのバッテリーを外して電圧を計ってみると、12.5Vと少し元気がない模様。
この電圧だと多分エンジンがかかりません。ちなみに新品時は12.85Vでした。
セルなしの初期型CB400SSでは、バッテリーの端子形状が通常のものと異なり車にブースターケーブルを繋いで始動のための電圧を補うという手段がとれない仕様です。
充電器を使って充電するか、バッテリーを新しいものへ交換するかしかありません。
簡易の充電ケーブルを作成
この先のことを考えると充電器を買うのがベストですが、簡単な保守を怠ったために物が一つ増えるというのもいかがなものでしょう。
車の12Vソケットから充電できないか試しに作成したのが画像のものです。
12Vソケットから取り出したケーブルにクリップを取り付けた自作の充電ケーブル。
バッテリーの両端子にクリップをはさみ車のシガライターソケットへ差し込んでエンジンをスタートさせたいところですが、この手のバッテリーは完全に密封されていることを確認できません。
充電中のガスの発生や破裂の危険を考えれば、この方法でエンジンをかけ充電が完了するまで車を走らせるのは無理があります。
そこで物置から引っ張り出してきたのは、随分昔に購入したシガーソケット付きのポータブル電源。PC-3000という型番が入っています。
このポータブル電源は、もう内部のバッテリーが機能していませんがACアダプタを繋ぐとシガーソケットから直流電源が取れます。
自作の充電ケーブルを差し込んでみると先端には16Vの電圧が確認できました。
この状態でバッテリーを接続して1時間ほど充電。
テスターに表示される電圧は15Vと少し下がっています。バッテリーの発熱等は特にみられませんでした。
シガーソケットからプラグを外した状態で14Vを示しましたが、その後しばらく置いた状態で13Vまで低下しています。
新品の状態で12.85Vのバッテリーなので後は走って充電することにしましょう。
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