最適解が難しいブレーキホースの長さに関するヒント

ブレーキホースのハンドル側

前回交換してから1年にも満たない間にかしめ部分から漏れが生じてしまい応急的にストックとして持っていたブレーキホースを装着しているCB400SSですが、使用しているハンドルに対して最適な長さというのを未だに見いだせないまま。

これを機会に使用してきたホースの実サイズなどをもとに、可能な限り最適サイズへのヒントを得ておきたいと思います。

サイズ(長さ)の定義から分かりづらいブレーキホース

まず、ハンドルをカスタムしていることで純正と同じ長さでは足りないことは明確ですが、一般に販売されている社外品で表示されている長さの定義が今一つ分かりません。

バンジョーアダプター部分を除いたホースの両端を計ったのがブレーキホースの長さだとして販売されているのが多数かと思いますが、明確な指標がどこかに示されているわけでもありません。

また、両端にアダプターをセットした状態で売られているのが普通ですので両端のバンジョーアダプターの穴の中心間で計られていても、それもホースの長さのうちで実際にそうした計り方でサイズを表示してる商品もあるのではと思います。

ブレーキホースの最適サイズを求めるには、このどちらで計っているか明確に分かるか、またはどちらで計っても許容範囲収まるホースを採用するのが妥当かと思われます。

これまで装着したホースの長さ

最適な長さを導き出すために今の時点で分かっているのが、これまで使用してきたブレーキホースが長かったか短かったかです。

まず純正のホースについては、これも調べれば目安のような数字は知ることが出来ますがハンドルが高くなっているのでこれより長いものが必要です。

最適な長さを考えるにあたって、ここでは純正以外の使用歴を、ホースA、ホースB、ホースCとして並べてみます。

ホースA

ホースA

最初に使ったホースA(現在再利用中)

ホースAのカシメ部両端間

カシメ部分までの長さ795mm

ホースAのアダプター間

アダプターの中心間で847mm

純正からの切り替えで一番最初に使用したブレーキホースが、このシルバーのメッシュホース。

現在、応急的に再利用中ですが、これだと長さが足りないように感じます。

ホースB

ホースAとホースB

下の黒いほうがホースB

画像はホースAとホースBを並べたところ。

ホースBのカシメ部両端間

カシメ部分までの長さ845mm

ホースBのアダプター間

アダプターの中心間で885mm

CB400SSの車歴で一番長く使ったブレーキホースがこのホースBです。

これを使用している間も、もう少し長めのホースが良いかなと思っていました。

ホースC

ホースC

ホースC

カシメ部分までで950mm

カシメ部分までで950mm

取り付け穴の中心間は1010mm

アダプター中心間は1010mm

使用後1年にも満たない間に漏れが生じて、急遽ストックのホースAに交換することになったのがこのホースCです。

外見から分かる通り、アダプターとホースのカシメ金具が一体になっているタイプで、漏れがあったのはこのホースとカシメ金具の接合部からでした。

当初、ホースBより長いサイズのホースCがハンドルを高くしたCB400SSには最適かと考えていましたが、丁度良い長さを若干超えていたようです。

次回交換時の候補は90cm(900mm)

これまで使用したホースの長さを比較してみた結果から見ると、もっとも試用期間が長く問題がなかったブレーキホースのサイズはホースBの845mm(カシメ金具間のサイズ)でした。

長すぎたホースCの同じくカシメ部分の間だけで測定した長さは950mm。

これらホースBとホースCの中間の長さである900mmサイズについては、試したことがないので900mmを試してみて良否を判断するのが一番良さそうです。

販売サイトでは「cm」の単位が使われていることもあるので90cmを選択することになりますが、選ぶ製品によってはアダプター間の長さを用いている可能性も否定できません。

この場合、含まれるアダプターのサイズ(長さ)は両端分で上のホースA、Bのデータから50mm程度と見込んだ場合でもホースBと同じ850mmの長さは確保できると思われます。

仮にホースBとそれほど変わらない850mm前後の長さだったとしても、アダプターを別な角度のものと交換するなど対策がとれるのではと今のところ考えています。