普段バイクには乗るけど原付(50cc)の2段階右折というのを意識したことがありません。
50ccのバイクに乗る機会があったとしても、習慣として交通量の多い幹線道路などを走行経路に選ぶことがないのがその理由です。
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交差点での例外的な動きにハッとする
車線の多い国道などを通らないのは車を使うときも同じこと。
こうなると、とくに自分が2段階右折をすることがないのに加えお手本としたい他人がそれを行っている姿も見ることさえなくなります。
先日、とある交差点の角にある飲食店の窓際に座りコーヒーを飲んでいたとき、たまたま視線を外に向けたら横断歩道付近で何やらバイクを押して不審な動きをする人を発見。
久しぶりのことなので、それが2段階右折だと気づくのに少しばかり時間がかかりました。
あらためて2段階右折のお手本を目にすると、なかなか大胆な行動にも思えます。
都市部だと車だけでなく人通りも多いなかで、横断歩道付近で方向転換してそのまま信号待ちのスタイルを保つというのは勇気と慣れが必要ではないでしょうか。
安全上の理由から仕方がないことですし、制度の開始からすでに数十年が経過している2段階右折は社会的に十分定着してることでしょう。
そうした反面、適用範囲がごく一部の車両だけに限られるのは気の毒な気もします。
最近のニュースでは免許の範囲が125ccまでに拡大されるかのような話題を多く耳にするところで、結果次第では2段階右折の実施はますます少数派に向けての規制にもなってしまうのではと心配にもなります。
実際に体験しないとすぐ忘れがち
そんな、馴染みも理解も足りない2段階右折のもっとも気になるところは、自分が50ccに乗って3車線の交差点に入ったときに、その標識(規則)に即座に気づけるのかという問題。
今どきスクーターだけでなくカブでもセルスイッチが付いてます。
個人的には、バイクにセルスターターが付いてたら交差点はいつもより安心な場所だったりするので、そのまま右折車線に入ってしまうのではと心配になります。
2段階右折も日ごろから実施するなり意識していないといざというとき行動できないので気を付けたいところ。
原付一種は手軽に乗れるわりにルールに従って乗りこなすのが割と難しい乗り物のようです。
この先も、原付バイク(50cc)に乗る機会があったら制限速度を含め独自の縛りが多いことをあらためて思い起こす必要があるでしょう。
手軽に乗れる原付だからこそ、一度乗り出したらルールを守らなければならない責任が発生します。
問題はたまにしか乗らない人への対策ですが、原付に使うキーホールダーなどに小さく書いたメッセージを張り付けておくなど走行上の規則が存在することを知らせる一工夫があっても良いかもしれません。
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