バイクの整備やメンテナンス、カスタムの際に燃料タンクを外す手順についてまとめてみました。
今回はキャブレター仕様のホンダApeで作業を行っています。
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車体からタンクを外す方法
最初にシート後方の左右にある固定ボルトを2本外してシートを後ろに引いて取ってしまいます。
続いて、燃料コックをOFFにして、キャブレターに繋がっているホースを外します。
シートの座面下に隠れていた固定ボルトを外してから、タンクの両脇を持って後方へスライドさせるとタンクがフレームから外れます。
ヘッドカバーガスケットの交換など、エンジンのメンテナンスで、その都度この作業を繰り返すことになります。
タンクはそう簡単に外して良いか
この整備やカスタムで頻繁に外すことになる燃料タンクですが中身は危険物です。
本来はプロが扱う領域ですので、危険物の知識がない方は安易に手を着けないほうが良さそうです。
タンクの詳細な構造は分かりかねますが、車体に設置されている通常の環境ではタンクに静電気が帯電することはないでしょう。
タンクをボルトでフレームに固定している部分でフレーム側へアースされていると思われます。
エイプの場合は金属製のタンクですから、このように何らかの方法で帯電を防止していることでしょう。
問題は、それを車体から下ろしたときに静電気の影響がないよう対策をしなければならないこと。
例えば、バイクから外したタンクを地面に直接置いたときは、帯電の心配は少ないでしょう。
これを、土間床や地面は汚れるから木製の棚に置いたとします。
絶縁体の上に物を置くと静電気は逃げ場がありません。
そこへ不用意に乾燥したナイロン製の布をかぶせたとなるとどうでしょう。
中身のガソリンには甚だ相応しくない環境にならないでしょうか。
外したガソリンタンクも市販の携行缶と取り扱い方法は変わらないとは思いますが、その辺の知識がない方が安易にバイクの車体からタンクを外すことは避けるべきでしょう。
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