バイク乗りにとって、気ままな一人旅に出たいと考えたとき行先に予定する場所の予報によってはバイクで出かけるという選択肢もありえます。
特に秋の行楽シーズンなどは思い付きでふらりと出かけたくなったとき、車よりバイクを選びたくなるシーンは少なくないでしょう。
旅にバイクを使うことのメリット
今回はそんなバイクで出かける旅のメリットだけに的をしぼって取り上げてみました。
バイクを使って出かける際のメリットとして、まず思いつくのは「移動にかかる経費を抑えられる点」、それから行く先々で「車と違って駐車場を気にしなくてよい」という2つのメリットが考えられます。
移動にかかる経費が少ないバイク
車と比較しての話になりますが、バイクの場合は燃費が良い乗り物なので移動にかかる燃料費を少なく抑えることができます。(最近のバイクなら加えて環境にも優しい)
車の場合、乗り合わせる人数が多くなれば一人当たりの費用という点では勝ってはきますが、一人で気ままに出かけるならバイクのほうが気軽に乗り出せるでしょう。
また、通勤などの日常の移動手段に車を多用しているならば、燃料を給油する乗り物をレジャー用のバイクと区別することで、生活にかかった費用とツーリングなどのレジャーを楽しんだ費用を明確に分けることができるのは先の計画を立てる際にも役立ちそうです。
駐車場の確保を気にしなくて済む
旅行に限ったことではありませんが、車を使った移動では目的地だけに限らず経由地での休憩や施設の利用時に駐車場を利用することになります。
道の駅やコンビニなどで毎回気軽に車を停めることができれば問題はありませんが、利用したい場所の駐車場が有料だったり、または駐車場があってもスペースに空きがなかったりということが観光シーズンなら珍しくないでしょう。
そして、目的地の宿に到着してからも市街地のホテルだと駐車場が先着順だということも珍しくなく、駐車場が満車になってしまうと宿泊施設から離れた有料駐車場に停めることも覚悟しなくてはなりません。
例えば、予約していた宿の立体駐車場を利用するつもりで早めにチェックインしようとしたら車の高さ制限で入庫できずに別な場所の駐車場を利用しなければならなかったなど、ちょっとの確認不足が不便を招くこともあり駐車場のことを考えると車を使った旅行は意外と不便な点もあります。
その点、バイクであれば泊るホテルによっては敷地内に無料で駐輪が可能であったり、地方都市の街中なら格安の駐輪場があることが多く置き場所に悩むことは少ないかと思います。
置き場所がないとさまようことになる車
このように駐車場に関連する課題は、バイクなら混雑時であっても少しのスペースを見つけて休憩程度なら済ますことができそうです。
車では行先へのルート確認なども路肩へ車を寄せてということが簡単にいかないケースもあって、その分無駄な距離を走行してしまったり、急遽立ち寄り先を変更したい場面でも方向転換が楽ではないことが多くはないでしょうか。
目的地や最適な駐車場がなかなか見つからず、その分街中を車で走り続けてしまったなどもありがちです。
また、宿泊先や近隣の駐車場を利用した際にチェックアウトが遅くなるとその分時間単位で料金が加算されたり、利用する日時によっては出庫の順番(立体駐車場)を待たされることもあったりします。
この点、バイクであればチェックアウトの時間を気にすることもなく、余裕をもって朝の時間を過ごせることになるでしょう。
バイクを使った気ままな旅は楽しさが増す
ここ最近では、全国旅行支援などの制度のおかげでホテルなどの宿泊費に割引があったり、平日ならクーポンの利用でよりお得感がある旅行が可能です。
もちろん、旅行会社を通してであれば交通費の割引などもありますが、移動の手段にバイクを使うこで思いつくまま目的地(宿泊先)を決めてふらりと出向く自由な旅を楽しむことができそうです。
贅沢な旅という面では鉄道やバスを使うのが一番ですが、宿泊施設を利用することで非日常を楽しむことに目的を特化した旅を望むなら交通手段にバイクを選ぶことは費用面でメリットが大きいことでしょう。
交通費を抑えることが出来れば、一回の旅行での宿泊回数や旅行の回数そのものを増やすことに浮いた費用を割り当てるといった計画も可能になりそうです。
以上、バイクで旅にでかける際のメリットだけを考えてみましたが、避けることのが難しいデメリットを一つだけあげるとすれば予定していた日に雨が降ってしまうことでしょう。
この悪天候の回避には天候を見計らいながら旅の予定を決めることが重要で、宿の確保が早すぎないことも大切になってきます。
そこに全国旅行支援の利用も検討したいとなると逆に早期の予約がポイント、目的地の長期予報を見計らいならが予約のタイミングを決めなければならなくなり手間や時には運頼みも必要になってきそうです。
気軽に乗れる乗り物ではあるものの、乗車時以外の様々な部分でもバランスをとってやらなければならないこともバイクを乗りこなす秘訣かもしれません。
それから、バイクは趣味性の高い乗り物ですが、旅の交通手段に鉄道やマイカーを選ぶことで通勤や日常生活と移動環境がかぶるシーンが少なくないことが考えられます。
車で通勤する人が、自家用車を使って旅行に出れば日常と同じ環境を切り出して持ち出す部分が必然的に増えてしまいます。
職業的にバイクを使う人を除いて、旅の交通手段にバイクを用いれば家からスタートした時点でそこからは趣味の世界であったり、自分の好きを中心とした時間を純粋に過ごせることにもなります。
こうした非日常感を増してくれる効果はバイクを楽しむこと全般に共通するメリットとも言えるでしょう。
おすすめ記事