バイクの整備をある程度自分でやってみたいと思ったら選ぶバイクは軽いほうが良いでしょう。
ここでは、その軽いバイクが空冷単気筒のCB400SSということになります。
DIYで整備をするなら軽いバイクに限る
趣味などで長い期間バイクを所有し続けたいと考えたとき、整備にかかる費用もそれなりにかかってくることになります。
必要な整備を全て購入したバイク店へ頼むことができれば、それが一番の理想ではありますが費用がかさみ過ぎて、やがてバイクを手放すことになって暇っては元も子もありません。
そこで、オイル交換など簡単な種類の作業なら自分で済ませてしまおうといったとき、作業性が良いのは断然軽いバイクになります。
オイル交換だけなら大型バイクなどでも簡単にできるかもしれませんが、軽いバイクのほうが使用するオイルの量が少なくて、本来の費用を抑えるという意味でお手軽に済ますことができます。
それから、タイヤ交換まで挑戦したいなどと言った場合、もちろん大型バイクでもタイヤを交換している方もいらっしゃるようですが、このレベルの作業では圧倒的に軽いバイクが有利ですしタイヤそのものも安く入手できるでしょう。
こうした作業をできるだけ自分で行うことにより、所有するバイクへも愛着がわくことになり、結果的に愛車を長く維持し続けることが可能になってきます。
空冷単気筒エンジンは構造が単純で理解しやすい
バイクのエンジンが水冷であったり、シリンダーの数が多いということはそれだけで整備にかかる手間が増えることになり、ほかにも故障個所が増えるということになります。
具体的には冷却水のメンテナンスや漏れの有無に関して点検が必要になったり、プラグが寿命を迎えれば交換に必要な数が多くなったりということがあります。
空冷単気筒のバイクは、これらの部品点数が少ないことで整備そのものの手間を少なくすることができ、整備に関する知識そのものも少なく済ませることができるでしょう。
とはいっても、最初にバイクに乗りたい気持ちを抱いた時点で、先にかかる点検整備のことまで気にしてバイクに乗る人は少ないでしょうし、自分がどれだけバイ クが好きかそこに込める熱量が手間や費用を上回れば別に気にすることもないのは事実です。
ただ、バイクの整備を自分で行うことで今までとは異なる別の角度でバイクに対して愛着があるかもしれません。
その副次的な効果で、維持費が抑えられたり、バイクを楽しむ生活を長く継続させることができればバイク好きには嬉しい限りではないでしょうか。
ことバイクにおいてのメンテナンス作業は、安全面にも係ることであり進んで推奨できる部分ではありますが、もともと職業的または経歴により機械的な知識が豊富な方などは自分で乗るバイクの整備に挑戦してみる価値がありそうです。
今では数少ないジャンルのバイクではありますが、自分で手間を惜しまず整備にあたることでその良さにあらためて気づくことができるのも空冷単気筒の面白さです。
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