バイクのユーザー車検【CB400SS継続検査】

福島陸運支局車検場

車やバイクを所有していれば二年に一度訪れる車検。

そして、新車に買い換える機会が多ければ多いほど車検を受ける機会は少なくなり、昔ほど敷居が高くないと言われるユーザー車検も行く度に記憶がリセットされてしまって覚える程の機会は無いものですね。

今回は、しっかりブログに書いておこうと思います。

すっかり忘れていた車検の満了日

数日前のこと、「たしか来月はバイクの車検だったよなーっ」と思い出し車検証で満了日確認してみると来月だと思っていた「有効期間の満了する日」はなんと今月。

しかもその期日は3日後、気づいたのが火曜日で満了日する日が金曜日という危機的状況です。

一瞬、自分の目を疑った後に冷静に戻り、どうするかの判断です。

余裕を持って行動するため車検を一度切らし、仮ナンバーを取得して車検を受けに行くか。それとも、すぐに車検の予約を入れるかです

気づいたその日は私にとって、まちに待っていたのんびりできる休日なのです。

こんな面倒な課題を解決できる能力は残ってません。決断できたのは、5月だったので税金を払って新しい納税証明書に判子を貰って来ることと、自賠責保険を24ヶ月分入れてくることくらいです。

この2つについては、さほど面倒でもないので自動車税はコンビニで、自賠責はバイク屋でそれぞれ手続きを済ませたのでした。

結局予約をしたのは前日の朝

その後翌日までだらだら過し、車検を切らさず継続検査を受けようと決断できたのは満了日前日のことでした。当然、2年も経過すれば予約用のIDやパスワードは何処にメモったのかも思い出せず。登録していたメールアドレスを使ってパスワードを再発行し手続きをします。前日でしたので、予約が可能だったのは第三ラウンドからで、その13時からの第三ラウンドに予約を入れ当日に挑みます

そして車検を受ける当日

車検の日を迎えたこの日は快晴。バイクは雨に降られると大変です。

当日の揃えておくべきもの

家を出る際に用意しておくべきものは次の通りです

・納税証明書
・自賠責保険証その1(現行期間のもの)
・自賠責保険証その2(継続後のもの)
・車検証 ・印鑑 ・印紙代相当額の現金 ・書類を挟むA4バインダー(車検場では共通ツールのようで皆持ってます)
・定期点検記録簿と整備が整った車体(これ重要)

以上のほか、何があろうと今日中に車検に受かるぞといった若干の勇気と覚悟も要ると思います。

朝から必要な整備を行う

車検の満了に気づいたのが3日前(前回車検を切らして期限を遅めにしていたので勘違いした)でしたが、そこは本気のバイク乗りであれば、日ごろから整備について気を使っているため車両の整備具合は自分で把握できております。(だったら何故今まで車検に気が付かなかったのか?という話ではありますが)

日ごろの整備でブレーキの利き具合、スピードメーターなどは問題ないことに自信はあります。問題は排ガス検査が通るかどうか。

対策として、だいぶ前に購入済みのエアークリーナー(フィルター)とプラグ(イリジウム)の交換を行い、キャブのパイロットスクリューを標準に設定します。それから、エンジン形式の刻印とフレームの刻印が読みやすいように綺麗に拭いておきます。とくに私のバイクの場合、エンジン形式の刻印の位置がチェーンオイルで汚れる場所なので、そのままだと検査官が刻印を見つけにくいです。

書類も午前中に準備

整備は済ませたものの、今回は急でしたので念のため陸運支局近くのテスター屋さんで予備検査(2,800円でした)を受けることにしました。ここで、光軸は微調整を行いましたが排ガス検査を含め他は問題なさそうです

そしていよいよ、車検場である陸運支局へ。向かったのは福島陸運支局、幸いなことに自宅からバイクで15分くらいの場所にあります。

陸運支局の建物

13時からの予約なので書類くらいは午前中に全て完璧な状態にしておきたいと考え、早速その作業に移ります。目指したのは6番のユーザー車検の窓口。初めての方は、まずここを目指したほうが良いでしょう。

福島運輸局の建物は最近新しくなったばかりで、構内は今なお工事中(2017年5月現在)です。新しい建物の6番窓口で「書類だけ先に準備しちゃいたい」旨を伝えると、次の用紙がもらえます。

・継続検査申請書(OCR3号様式)
・自動車重量税納付書
・自動車検査票(審査依頼書・審査結果通知書と書いてある)

以前来たときは、OCR3号用紙を別な窓口で購入する必要がありましたが、今年(2017年)から無料になったようです。

次の手順についても6番の窓口で丁寧に説明してもらえます。用紙に必要事項を書き込んだ後、隣の自動車会館の建物へ移動し、12、13番窓口で検査登録印紙と重量税印紙を購入し、それぞれ重量税納付書と自動車検査票の用紙に貼り付けます。(ここの窓口はいつも行列があるのかもしれません)

ちなみに私の乗っているバイクは重量税が4,600円、登録印紙等が1,700円でした。書類が万全に整ったのを確認した後は来る午後の検査に備え昼食でもとりに行くことにします。

関連:必要な書類を知ることができればユーザー車検の不安は少なくなる

いよいよ予約時間になり検査受付へ

第三ラウンドの検査開始は13時からですが、受付は12:45からのようです。午前中に受付まで済ませることができるかどうかは調べてないので分かりません。私が昼食を済ませ再び陸運支局へ着いたのは12:50頃、受付は先ほどの6番の窓口へ向かい書類を確認してもらったあと検査レーンへと向かいます

このとき、気になるのが検査レーンが混んでるとき2輪も並ばなければならないのかということですが、どうやら2輪は一番奥の専用レーンなのでそのまますんなり行けるようです。近くにいたオッサンにも聞いてみたら間違いない様子。

検査レーンでは焦らず淡々と

初めての人は入口で外観検査の順番が来たら「初めてです」と伝えておくとよいでしょう。

車検場の注意書き

※混んでるとき以外はこの注意事項を見る余裕はないでしょうね

二輪検査コース入口

検査の順番は次の通り
・外観検査 ・排ガス検査
・スピードメーター検査
・ブレーキ検査(前、後の順)
・光軸検査

最初の外観検査では、まずハンドルロックをするように言われます。これは毎回のようで、あとはライトの上下とウインカー前後確認とブレーキランプが前と後で点くかの確認、最後にホーンを鳴らします。心配していた、次の排ガス検査も難なくクリアすることができました。

スピードメーターもタイヤサイズを大きく変更しているわけでもないので、すんなり合格です。ちなみに速度が40キロに達したら足元のペダルを離す方法でした。続いてのブレーキ検査については、何度受けてもやり方は覚えられません。検査官に言われるがまま、とりあえずブレーキレバーを握り、続いてペダルを踏み通過です。

最後の光軸検査は、ひたすらハンドルがぶれないように手で構え続け終了。

無事にすべての検査項目をクリアです。
その後に計測ラインの車両と合流することになるのですが、前の車両が写真を撮り終えたら、その横をすり抜けてきました。すり抜けてきて良かったのかどうかは不明ですが、後ろから追いついてきたバイク屋さんがそうしてたので、前にいる私も当然同じ動作で押し出される形に‥。

検査レーンを出た後は駐車場に車両を移動し、コースの真ん中にある窓口(外向きなのでわかりづらい)へ書類を提出してハンコをもらいます。少し待たされますが、そのあとは陸運支局の建物へ戻り、今度は4番の窓口へバインダーごと書類を提出し名前が呼ばれるまで待ちます。

新しい車検ステッカー

名前が呼ばれ、次回の新しい車検証とステッカーをもらい全行程の終了です。この時点で14時は過ぎていましたので1時間とちょっとかかったようです。次回は早めに予約し朝から余裕をもって受けたいものです。
それにしても、検査当日が丁度休日にあったったので良かったです。

いつも挙動不審は自分だけ?

それにしても、ユーザー車検を受けに行って毎回思うのが、勝手が分からずキョロキョロしている人を他に見かけません。

来ている人が皆、手順を充分知っているようで今回は建物も新しいのに周りを確認しながらウロウロ歩いているのは私以外に見当たりません。

たぶん、気にしすぎだと思うのですが、3回目のユーザー車検もこのように無事に合格でき、いくらかの経験値にはなったのかと思っています。

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