残暑もようやく収まり時かと感じられるようになりバイク用に使っているヘルメットの内装を洗うことにしました。
記録的な猛暑日が続いた今年の夏ですが、使っているヘルメットもこれまでにないほどの大量の汗を内装に吸い込んでしまっています。
バイクに使っているジェットタイプのヘルメット
今使っているジェットタイプのヘルメットは今年の春以降から使い始めたもので、もっと頻繁に洗っても良さそうな具合でしたが内装が外せない作りのものだと勘違いしていたせいでそのままになっていました。
というのも、ヘルメットの内側を見ると内装はしっかり固定されているように見えます。それと脱着可能な内装にはマジックテープかなんかが使われるものだと思い込んでいたこともあって、今まで洗わず使い続けてしまっていたということになります。
吸い込んだ汗の量を考えると、もはやヘルメットも使い捨てかとこのまま使い続けることには躊躇してしまうほど。
いっそのこと、ヘルメットを丸洗いしてみようかと思い立ち内装の左右にあるクッション部分をめくってみて、そこに脱着用のスナップボタンがあることに初めて気が付きました。
内側全体を覆っている薄いメッシュ状のクッションは一見密着して取れそうになく見えますが、外周部分を強く手前に引き出すとあっさり外せました。
取り外しは時間もかからず、今まで周囲が接着され脱着ができないと勘違いしていたため拍子抜けしてしまったほどです。
これまで疑っていた販売サイトにあった「内装は脱着可能」という説明文は間違いではなかったようです。
内装を取り外して手洗い
夏の間、大量の汗がしみ込んだヘルメットは内側が外せると分かればもう洗わずにはいれれません。
あとから考えれば洗うのも乾かすのも平日中に済ませればよかったのですが、乾くまではは代わりに別なヘルメットを使うことにします。
外した内装は画像のように、全体を覆っている部分と左右のクッションの3つに分離できます。
左右のクッション部分は、それぞれ形に違いがあるようなので油性ペンで「右、左」の区別が付くよう印をつけておきました。
さっそく取り外した内装を洗い桶(洗面器)に入れ洗剤を使って手洗いし汚れを落としていきます。
洗濯ネットに入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってしまうのもありかもしれませんが、今回は念入りに手洗いしておくことにします。
最初に洗剤の泡が全体に行きわたるよう均等に押しながら泡立てます。
浸み込んだ汗や汚れを揉み出すようにスポンジ部分も丁寧に洗っていきます。
洗剤洗いが済んだところで、今度は水を流しながら濯いでいくことにします。
あまり神経質になるといつまでも終わらないので、適度に泡切れが確認できたあたりで水から取り出します。
ある程度手で水分を絞ったら、タオルで吸わせるなどしたほうが乾きが早いかもしれません。
あとは屋外の風通しの良い場所に乾して乾燥させます。
内装が乾けばあとは元通りにヘルメットに装着するだけで、夏を過ぎたヘルメットにあった汗臭さの心配からは解消されることになります。
この日は、内装の洗浄は午前中に済ませて出かける時間は予備で持っているヘルメットを使うことにしました。
清潔感が保てる理想のヘルメット
今回ヘルメットの内装を洗浄してみて思ったほど手間がかかることなく簡単だなと感じました。これなら汗を大量にかいたあとだけでなく、駐輪中にヘルメットの内側が雨に濡れてしまったときなども面倒がらず洗ってしまえばスッキリできそうです。
日ごろバイクの整備などには気を使っていてもヘルメットはそれほど頻繁に買い替えるほど興味が無かったりします。最近では内側を取り出して洗えるヘルメットがほぼ当たり前なのかと思ったら価格の安いヘルメットでは内装が外せないものもあるとのこと。
実際に内装を取り出して洗ってみて感じるのは、この先は内装が洗えるかどうかがヘルメットを選ぶ際の基準の一つになりそうだということ。
汗対策にヘルメットをかぶる際に頭部に装着するインナーキャップを使ったりバンダナを巻いたりする方も多いかと思いますが、装着時間、外気温や湿度といった条件によっては汗によるヘルメットの汚れには効果が限定的かと思われます。
今では、ヘルメットの内装を洗う際に使える専用の洗剤もあるようですが、そこまで凝らないにしても、これから先今年のように猛暑日が続く夏があるとすればヘルメットが洗えることは快適なバイクライフを送る上でも重要になってくるかもしれません。
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