寒さにしびれを切らしたライダー、どこでもスロットルを作ってしまう

グリップ側から見た78593

バイクを家の中に入れてみたいと考えてしまう人はこの世にどれくらい居るでしょう?

バイク好きな方なら特に珍しくない発想だと思うのですが、特に冬の季節となれば愛車との過ごし方に頭を悩ませてしまうのも仕方がないことと思います。

いつもバイクを身近に感じられる手段

バイクが好きだけど寒さに弱くてバイクに乗れない。または積雪地に住んでいて冬は乗るのを諦めているなんて人たちでもバイクを身近に感じる時間を実現したいことでしょう。

家の中でぬくぬくとしながらバイクという乗り物を体感するにはどうすればよいのだろう。

そんな希望を巡らせ続け思いついたのが、場所を選ぶことなくいつでもどこでも手首を軽快にひねることができる「どこでもスロットル」。

仮組の状態

完成イメージ

はい、なんのことはありません。車体全部じゃなくていいから一部だけでもコタツの横に置きたいと言うものです。

どこでもスロットルの作成

この「どこでもスロットル」の作成に使ったのは次のものです。

  • 処分予定だったハンドル
  • ハイスロットル
  • グリップエンド

ハンドルは一時期CB400SSに使っていたアルミハンドルで、今使っているものに交換してからは使わなくなってしまっていたものを利用。

どこでもスロットルの材料

ハイスロは、どんなものか興味をもって手に入れたものの自分のバイクには意味がなさそうだったのでお蔵入りになっていました。

グリップエンドはエイプ用に購入したので、自転車用のパーツがいい感じに使えていたため交換せずそのままになっていたものを使います。

完成した「どこでもスロットル」

それぞれ組み合わせて出来上がったのがこちらのものです。

グリップも本物が良かったのですが、ビニルテープを巻いて間に合わせています。

これで車体のごく一部ではありますが屋内に持ち込むことに成功しました。

機能的には完成したのでテーブルに仮付けしてみます。

これでバイクを運転するときの醍醐味の一つであるスロットル操作を家の中だけでなく「どこでも」実現できるスロットルの完成です。

これで、この先寒い日があっても少しばかりは気分を落ち着けることができそうです。

リアリティーの追求と課題

屋内でもバイクを楽しむ

作成した「どこでもスロットル」はハンドルとスロットルパイプの組み合わせという単純なものですが、最初のシーズンということですからこの程度の仕上がりで妥協しておきましょう。

ブレーキレバーとかまでなら許容範囲ですが、こういうのはやりすぎてしまうとゲームコントローラーが出来上がりそうです。

ちなみに、バイクそのものを家の中に入れると途端にタイヤのゴムやらオイルなどの匂いが想定外に気になるでしょう。

実現してしまった人ならわかると思いますが完全な乾燥状態の実現と地震対策(転倒時に床に傷がつく)なんかも必要です。

実現可能性という意味にでもガレージ作ってそこでバイクと一緒に時間を過ごすほうがスマートで理想的なのは間違いないでしょう。

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