有効期限にとらわれ過ぎずないほうが気分的に楽だと感じた6回目ユーザー車検

バイクの車検時期

バイクの車検は乗用車と同じく有効期限の満了する日の1か月前から受けることができ、その時期に合わせて継続検査を受検することになります

しかし、この車検(継続検査)を受ける時期というのは必ずこの期間にと定められているわけではありません。

期日を前後させてしまうことによって生じる若干の不都合さえ許容できれば、この1か月前からの期間にこだわらず車検の日をある程度自由に設定できることになります。

車検日を前後させることで生じる不都合

ご存じの方も多いかもしれませんが有効期間の満了する1か月前からというのは、車両を引き続き乗り続ける際に税金や手数料などの費用が最適に抑えられるタイミングです。

この車検を好条件のタイミングで受けるメリットは、通勤や日常生活に欠かせない乗用車では恩恵を受けやすくバイクでは必ずしもこだわらなても良いのではと疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バイクの車検日を早めた場合や車検を切らしてしまった時に考慮しなければならない主な課題には次のようなものがあります。

1か月前より早く受けた場合

通常の継続検査より早く車検を受けたときに生じる不都合の一つに重量税を多く支払うことになるというのがあります。

前回の車検では、次の有効期限までの24か月間を想定してその分の重量税を納めていますが、車検の時期を前倒ししてしまうことで新たに次の期限までの重量税も重ねて支払うことになります。

当然、有効期限は継続検査に合格した日に繰り上げられ新しい車検証に記載される有効期限の日付は別な日に変更されます。

正確な解釈は少し異なるのかもしれませんが、例えば有効期限の2か月前に車検を受けるなら、その時点で重量税を新たに支払うことになるので前回車検で支払った重量税の2か月分に相当する額が無駄になると捉えることができます。

ほかの検査費用などについても1か月早く支払う分(繰り上がるのは2カ月) 、費用的負担が増えることになるでしょう。

この金銭的負担についての考え方は人それぞれですが、とくに重量税にかかわる部分は車体の大きな普通車よりバイクのほうが負担がいくらか少ないと考えて良いでしょう。

有効期限を過ぎてしまったら

次に車検の有効期限を過ぎてしまった場合ですが、当然「公道を走行できない」という乗り物としては致命的な不都合が生じることになります。

ただ、バイクの場合では生活や仕事に密接する使い方をしている人を除いては、しばらく乗れない期間を我慢するだけで済む人もいらっしゃることでしょう。

ナンバープレートの位置

役所へ出向いて仮ナンバーさえ申請すれば予約した日に車検に持ち込むことは可能です。

もっとも、これには条件があって車両が良好な状態に整備されていない危険な状態で道路を走らせるわけにはいきません。基準を満たすための点検と整備は済ませておかなければならないでしょう。

ほかにも仮ナンバーで車両を運行させるには、申請時に費用がかかるのと自賠責保険に加入していなけらばならないなど他にも制約はあるため事前に調べておく必要があるものの、車検に合格できる条件が整っていれば申請は難しくないと思われます。

車検の時期を遅らせると手続きはどうなる?

一度車検を切らせしまったバイクで再び継続検査を受けるには難しい手続きがありそうに思われますが、必要な整備点検が実施され自賠責保険に加入した車両に仮ナンバーを付けて陸運支局へ持ち込むことができればあとは通常の車検を切らしていない継続検査と同じ手続きでユーザー車検を受けることができます。

特に有効期限まで検査を受けることができなかった理由や事情などを書面で届け出る必要はありません。

これは、バイク店に車検を依頼した場合も同じかと思われますが、バイク店に車検(点検整備を含む)を頼むなら仮ナンバーで運行させるのではなくバイク店にトラックで取りに来てもらったほうが無理なく安全に車検を済ますことができるでしょう。

仮ナンバーでユーザー検査を受検したときに一つだけ注意したいのが、仮ナンバーを取り付けた際でも通常のナンバープレートは検査レーンまで持ち込む必要があるということ。

私も、過去に2回ほど仮ナンバーをつけて継続検査を受検していますが、2回とも「もとのナンバープレートはありますか? 」と検査官に現物を確認されています。

車検に最適な時期は人それぞれ

このように若干の手間や費用負担、乗れない期間があることなどが許容されるのであれば車検時期をある程度自由に変更することは可能であると言えます。

私が乗っているCB400SSは、納車がGW直前の4月後半だったので当初3月末の年度末からが車検の時期でした。

何かと忙しさが感じられる年度末から年度初めを避けると期限が迫った余裕のない4月の中旬に車検の予約をすることになるのと、4月はまだ気温が低い日があって車検の日が雨だとなかなか大変でもあります。

そんなことから、一度期日を遅らせ6月に車検を受けた経過があります。

すると今度は5月のGW開けからの比較的天候の良い日に車検を受けることができるようになりましたが、その後バイクにかかる自動車税を銀行からの引き落としにしたことで、6月に入ってから車検を受けるときに納税証明書の発行(自宅への郵送)が間に合わないという極めて稀な問題に直面することになってしまいました。

バイクでの納税確認の電子化はシステムが改善され次第かと思いますが、今年度においてはまだ対応されていないようです。

『国土交通省のQ&A』

Q10.車検の際に自動車税納税証明書が必要といわれましたが、どこにも見当たりません。どうしたらよいですか?

これ以上後に車検の満了日をずらして7月にすると、車検時期は6月からとなり梅雨時期とまともに重なってしまいますが、気候以外の条件を除けば5月のバイクを快適に楽しめるシーズンを過ごしたあとに余裕をもって車検の準備ができるのではと考えさらに車検日を遅らせることに。

車検合格後に張り付けたステッカー

そんな諸事情の勘案により先日6回目のユーザー車検を無事に終え、車検時期は当初の3月末から実に2カ月半ほどずらしています。

車検に最適な時期は人それぞれで、どの時期がベストだと一概には言えませんが車検が込み合う時期や自分が集中して乗りたいシーズンは避けたいものです。

バイクの車検時期を調整するには今回取り上げた例の他にも課題があるかもしれません。また、一度車検切れの状態にしてしまうとそのあと対応が面倒になり放置してしまうリスクもあるでしょう。

しかし、関係法令にしたがい適切に対処すればそれほど難しい手続きはないのも事実です。

バイクが欲しくて購入をした時期と、自分にとって理想の車検時期(点検・整備に時間を割くことができるシーズン)は必ずしも一致しないことがあります。

もちろん有効期限に沿った基本的な対応が望ましくはありますが、長年同じバイクでユーザー車検を経験してきて期限にとらわれ過ぎないほうが楽な気分で車両の整備に集中できるかなと感じているところです。

おすすめ記事

陸運事務所にあるQRコード読み取り端末 陸運局での車検受付はQRコードを読みとる端末で簡単手続きが可能だった バイクのユーザー車検にはコレがあると便利