時間的な余裕が期待できる大型連休。普段は休み慣れていない上に寒さが緩んで間もないこの時期は、どこを目指して走れば満たされれるのかがバイク好きにとって楽しみなテーマとなることでしょう。
貴重な休日と体力を無駄に浪費しないために、その人にとっての最適解を探ってみることにします。
ツーリングに設定したい目的地の類型
ツーリング向けに特集を組んだ大手のバイク雑誌などを眺めているとバイクで訪ねたいオススメスポットにはある程度共通点がありそうです。
ぱっと見で分かるのは「海、山、湖」といった3つの場所です。
湖や海岸線など景色に水がある場所
手っ取り早く走った気持ちになれると言ったらおかしいですが、大きめの湖まで出かけて湖畔を一周するだけでもツーリングとしては形にはなることでしょう。
ライダーにとって湖の存在は貴重です。「ツーリングは湖に始まり湖に終わる」そんな考え方がある意味基本かもしれません。
つづいて湖に同じく水のある風景には海が上げられます。
大海原を見渡せる海岸線をひた走れるコースなども最高でしょう。
一見走る道路が単純に感じられがちな海沿いの道路ですが、湖との大きな違いは磯の香りが感じられることです。
旅を五感で感じるという意味では匂いがプラスされる海は湖に勝ります。
食事も海の幸が好物な人にとっては目的地の設定として文句がないところでしょう。
自然な景観が見渡せる山
バイク乗りにとって海や湖に続いてGWを楽しむためのキーワードになるのは山でしょう。
ワインディングロードを楽しむという意味で欠かせないのも山の存在にです。
ただ、山の中をバイクで走るのは楽しいですが、客観的な立場からはただバイクに乗って走っているだけです。
このことについて、バイクの楽しさが分かるライダーにとっていささかの疑問を持ってはならないのですが、せっかくのGWをただ走り通しただけですまさず少しの花は添えたいところ。
そこで提案したいのが、行き先の一つに牧場を設定しそこでアイスクリームを食べると言うものです。
バイクで行くかどうかを問わずとも山間部の牧場でアイスクリームを食べればそれだけでゴールデンウィークは完成すると言っても間違いではないでしょう。
走った距離で満足する
仕事続きの毎日から解放されたゴールデンウィーク。
行き場所を決めて計画を立てるなど事前に出来ていないし、とにかく考えることすらひかえたい。
そんな気分の方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ならば、何も考えずにとにかく遠くまで走るというのもありでしょう。
ここで少し心配なるのは、遠くまで走ることを目的にした場合に宿泊先くらいは手配したくなるのですが、ちょっと離れた街にホテルを予約したとして、せっかく予約をしていた日に天候が崩れてしまうという事態です。
バイクの場合、GWに限らず宿を予約して日程を組んだらその日に雨が降ってしまったということも時には避けられないことです。
雨の中ひたすら走ったというバイク乗りとしての体験談が一つ出来たと気持ちを切り替えることが出来れば良いですが・・。
行き先は必ずしも自然の中でなくていい
ここまでツーリングの目的地について言わば無難な場所を取り上げてみましたが、バイク好きならもちろん行き先が自然の中と決めつけなくて良いでしょう。
都市間の移動手段として、車や新幹線の代わりにバイクを使うというのもありです。
普段はなかなか乗る時間を確保できていないという方にっとって、バイク乗ること走り出すことだけで開放感を感じさせてくれることでしょう。
知らない街で、行き交う人の中に身を置いてみることだって時にはリラックスの手段になるかもしれません。
無難じゃなくて良いから自分にとって貴重な休日体験ができる非日常ってのはどんな所だろう。そんな気持ちを胸にとりあえずは走り出してみる。
こうした緩い時間の過ごし方へも楽しさを感じられることがライダーにとって本当の理想かもしれません。