寒さがやわらぎ始めバイクに乗る日が多くなりだすこの時期に特に心がけているのが、走行した距離は少なくてもできるだけタンクの中へ新しいガソリンを給油しておくということです。
これはセルスイッチのないバイクに乗り換えたことがきっかけで以来ずっと心がけています。
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始動性維持のため燃料を新鮮に
寒い日が続く冬は、どうしてもバイクに乗らない期間が長くなってしまいタンクの中のガソリンも数カ月前に給油したままにもなりがちです。
気温が低い冬にどれほど燃料が劣化するものなのか分かりませんが、春を感じ始める2~3月に一度エンジンを始動させて確認したところでタンクの中のガソリンが古いままでは不安が残ります。
次の乗車時にどれだけ少ない回数のキックでエンジンをかけることができるかは、桜のつぼみが膨らみ始めるこの時期の走行回数とガソリンの補給にかかっているという感覚です。
それから、旧車ならではとも言えますがガソリンをできるだけ新鮮なもので満タンにしておくほかに、寒さがわずかに残るこの時期には燃料コックのレバーを一度リザーブへ切り替えて走行しておくことも欠かせません。
距離にして10キロほど走れま十分かと思いますが、もし結露で水分が発生していればタンクの底にたまると想定されるのでたまにリザーブに回してタンクの下からも燃料を下げてやることにしています。
これはシーズン中にも思い出したタイミングでリザーブにすることにしていてコックが固着していないかの点検も兼ねています。
なお、あとでON側に戻すのを忘れないように気を付けています。
日常点検も忘れない
春先にスムーズな始動ができるかは気になるおころですがブレーキの利き具合やタイヤの空気圧チェックなど通常の日常点検も忘れないようにしたいところです。
不動にしていた期間が長ければエンジンは始動できても、ブレーキが固着してしまっているなどの症状があるなら早めにバイク店に持ち込むなど対応が必要でしょう。
動かさなかった時間が長ければ、元のコンディションに戻すのに手間がかかるのがバイクという乗り物。
すぐにコンディションを回復できないところは人の運動能力にも似ていて、どちらも日ごろから気にかけてやらなければならないようです。
少しでも天気がよければ乗る
2月にはエンジンがかかることを確認しておいて、3月にはいったら近距離での走行と給油を適度に繰り返してエンジンの始動性を維持する。
これがセルなしのバイクに乗り始めてから身についた新しいシーズンを迎えるための春のルーチン。
ボタン一発でエンジンがかかる並みのバイクに乗っていたころは、毎年乗り出しの時期にしつこくセルモーターを回してエンジンをかけていましたが、今思えば(キャブ車なら)2、3か月車両を放置しただけでも始動性は確実に下がると感じています。
この時期、バイクをいつでも走り出せる状態に回復できたあとは天候が良ければ、外出時にはできるだけバイクをに乗ってでかけることにしています。
季節の変わり目を迎える今こそが車体も乗り手もコンディションを維持させるのには大事な期間ではないでしょうか。
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