排気量が400ccというやや大きめの単気筒エンジンを積んだバイクには振動が気になりそうなイメージがありそうですがCB400SSだと実際にはそれほど振動を感じません。
自分で行っている振動対策もハンドルに仕込んだインナーウエイトだけになっています。
ハンドルに取り付けたインナーウエイト
もともとハンドルへの振動が少なめだったCB400SSにはその辺の対策は必要ないほどでしたが、昔乗っていたバイクでハンドルへの振動が大きく乗り心地が快適とは言えなかったバイクがあって、CBのハンドルをカスタムしたときに何かしらの対策はしたいとは考えていました。
カスタム用途に販売されているアルミ製のアップハンドルにはハンドルブレースが付属しているものが多く、そうしたハンドルへ交換した場合だと別途振動対策はしなくてもよさそうな感じもします。
ところが、実際に社外品のハンドルへ交換し見るとアルミハンドルはパイプの肉厚にボリュームがあって純正のグリップエンドが装着できなくなってしまいました。

ハンドルに入れているウエイト
そんな事情から、アルミ製のアップハンドルに使えるグリップエンドを探してみたら、サイズの合うグリップエンドを購入するよりインナーウエイトと一体になったグリップエンドを取り付ければ振動対策にもなるということがわかり、そちらのものを選んだという経過があります。

グリップエンド付きウエイトの形状
車体の重量を考えればアルミハンドルの装着で軽量化もできるのではと期待したいところへ、わざわざ重りを仕組むというのは本末転倒のような気もしますが、ハンドルをカスタムした目的は乗車姿勢の改善ですので苦にはなっていません。
ウエイトの重量は1本194グラム、2本では384グラムと結構な重さです。ちなみに付属のラバーゴムはハンドル内にピッタリと収まるため脱着が面倒ということもあり外して乗ってみたことはありません。
さらなる対策にはグリップの交換とグローブの装着
インナーウエイトとの組み合わせの効果があってかどうか、CB400SSではハンドルを握っていて不快な振動を感じたことは今までほとんどありません。
しかし、ここ最近になって気になってきたのが長年交換することなく使っている純正のグリップが硬化しきているような感触があります。
ハンドルのグリップはバイクに乗ったとき運転のために手で握り直接操作する部分なので握り心地がよいものを使うに越したことがありません。
急いで交換したい部分ではありませんが、古くなった旧車のグリップと社外品とはいえ最新の素材で作られたグリップでは握り心地に雲泥の差があるのではと想像します。
また、乗車時に装着するグローブもできるだけバイク専用のものを使うことにすれば振動はさらに感じなくなるでしょう。ただし、クッション性に富んだグローブの装着は気温が上昇する季節に街乗り用途には向かなそうです。
そして、CB400SSについて言える必要な振動対策というのもここで上げたものが全てになるかと思います。ただし、この単気筒エンジンなのに質の良いバランサーのおかげで低振動というのは、単気筒好きにとっていささか激しさが足りないような気がするのはセルボタン欲しさとともに長い間引きずりつつ見過ごしてきている部分でもあります。
まあ、よく言えば「おとなしくて可愛いやつ」ということにはなるんですが。
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