10月に入ると暑さもすっかりおさまり日中に風が心地よく感じられバイクを楽しむにも最適な季節になります。
清々しい走行風と澄み渡った風景を楽しむには春と秋が適していますが、それぞれの季節で感じ方に微妙な違いがあることでしょう
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バイクが心地よい春と秋の違い
春と秋でバイクに乗っていて最も楽しいと感じるのはどちらかと言えば、ライダーによって意見は分かれることでしょう。
どちらも、ツーリングをするのに最適な季節ですし感じる風も心地良いのが春と秋です。
そして、どちらの季節もその捉え方でバイクへの思い入れや季節に寄っての過ごし方も異なってきそうです。
走りに開放感を感じる春
一般に言えるのは、春は冬の寒さに耐えたあとにやってくる季節で、地域にもよりますが乗れない期間を過ぎた後に訪れるのが春だとすると、走りには開放感や感じる気温の上昇の他に喜びのような感情が加わることでしょう。
毎年、桜の開花が近づく頃に「そろそろか、そろそろだよなぁ」と、待ちに待った気持ちが歓喜に変わるのがライダーにとっての春。
バイク乗りにとって春は喜びの季節でもあります。
乗りたい気持ちが高まる秋
ライダーたちには夏は冬とは対照的な季節、寒さに耐えるのがつらい冬とは違って夏はどちらかと言えばバイクに乗ることが容易い季節です。
乗れるけど耐え難いほど暑いし無理すれば熱中症になる危険もあります。
走っていれば風で熱さが紛れることもありますが、市街地の道路を走るときはその効果は低く、信号待ちでは排気量の大きさによってエンジンから熱をまともに受けてしまうでしょう。
そしてヘルメットの中はバイクに乗るたびに汗で満たされ続けます。
ライダーにとっての夏は、バイクには乗れるけど何となく快適さに乏しいモヤモヤ感を感じる、ある意味中途半端とも言えそうな季節です。
そして次にやってくる秋は、そのモヤモヤが解消されるシーズンの到来となります。
春に一気に高まったライダーの走る喜びは、夏に少し下降気味になり秋に再度盛り返すといった変化を辿ります。
冬の寒さにこらえたあとの開放感を楽しめるのが春で、夏のモヤモヤを振り払えた開放感に浸れるのが秋といったところでしょう。
そもそも季節が関係ない強者
そして、ライダーの中には「暑さも寒さも関係ないし、いつでもバイクに乗るのが楽しい」という方もおられることでしょう。
季節を問わず時間があったらいつでも走りたいのという根っからのバイク好きには、防寒対策から暑さ対策のすべてを教わりたいところです。
そんな心も熱いライダーが語るバイク話は、面白味があって人を飽きさせないことでしょう。
しっかりと風を噛みしめたい秋
バイクを楽しむにあたって春と秋では感じる開放感に少しばかり違いはありそうではあります。
この心地よさの違いに加えて、忘れてはならないのが多くのライダーにとって春はシーズンの始まりであり、やがて秋の深まりとともにシーズンが終わりに近づくということです。
信号待ちで、あれほど浴びたエンジンの熱は気が付けば不思議とどこかへ消え去ってしまいました。
ライダーによって季節の感じ方に違いがあったとしても、冬からバイクに乗り始めようという方は少数派なことでしょう。
最後に、秋に感じるバイクの楽しさにもう一つ付け加えるなら、実りの季節でもある秋はツーリング先で食の楽しみも満喫できます。
ただ走るだけではない、日常的に感じたい食の楽しみなどの季節感を増幅させてくれるのもバイクに乗ることの魅力だとも言えるでしょう。
走りの心地よさは今がまさに最高潮に達している時。
まだ肌寒さを感じることの少ない10月のうちに、バイクで感じとれる景色と風を噛みしめたいところです。
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