中古で購入してから8年目を迎え、走行中にチェーンの弛みが気になるようにうなってきたCB400SSです。
走行距離や調整目盛りからチェーンそのものが延びきっているのは明らかの様子。
ネットオークションでよく見かける指定のバイクに丁度良いコマ数で切り売りしているドライブチェーンを購入してみた。
スプロケットも同時に交換するか?
チェーン交換をする際に、よく言われるのがスプロケットも同時に交換した方が良いということ。
正直な話、チェーンの交換が必用になるまで同じバイクを乗り続けたのはCB400SSが初めてです。
このバイクは、これからも乗り続けたい意志が明らかなのでチェーン交換はするつもりですが、スプロケ交換については「歯車の先が尖ってなければまだ使える」という異論が存在します。
同時に交換してしまったほうが良いのは理解できますが、自分のCB400SSはチェーンへの給油がマメだったおかげかスプロケットはどうにもまだまだ使えそうな雰囲気です。
そして、バイク乗り中で正直にチェーンとスプロケットを同時交換する人ってどれくらいいるのかと考えると甚だ疑問です。
チェーンとスプロケの部品代プラス工賃となると穏やかな話ではありません。これに車検費用などが加算された日にはバイクは楽しい乗り物ではなくなってしまうでしょう。
走行距離は3万km弱ですが、スプロケットはそのまま継続して使用することにします。
注意してほしいのは、常に自分はバイク屋の見方(基本姿勢)であってチェーンだけの交換を他人に奨める訳ではありません。人に聞かれたら同時に交換しましょうと答えるでしょう。そのほうが間違いありません。
決まったコマ数で売られているバイク用チェーン
今回の記事は、その車種用にコマ数を合わせて売っているチェーンを買ったみた話ですが、DIYのメンテナンス作業では珍しいことではなく当たり前の話ではないかと思っています。
個人でいちいちチェーンカッター(しかもバイク用520サイズ)を用意する人はいないでしょう。
520サイズで104コマのチェーン
チェーンの購入については、様々な販売源がありますが価格的な面を考えて今回はネットオークションを利用しました。
届いたチェーンを見ると画像のように綺麗にラッピングされています。ラベルには「DID_520VX2_104FB」と書かれていました。
DIDはチェーンのメーカーで、520サイズのチェーンが104コマありますという意味です。
なお、チェーンメーカーはRKか、このDIDを選ぶのが一般的です。
クリップ式かカシメ式か
交換用に販売されているのチェーンにはカシメが必用なカシメ式のものとクリップ式の物があります。
今回購入したのはクリップ式のチェーンで作業に必用な工具が少なくて済み楽です。
なお、こちらについても他人に聞かれたら「カシメ式にしておきな」と奨めることになります。
画像はチェーンに同梱されていたクリップジョイントです。
クリップジョイントに付属している黒くて丸い物が、噂に聞くシールチェーンのシールです。
メンテナンス性を考えると、長年シールチェーンに乗ってきた人がノンシールには変えない方が良いようですのでシールチェーンかノンシールチェーンかの判断はシールチェーン一択と考えて良いでしょう。
チェーンの交換作業に必用なもの
物が揃ったのでチェーンの交換作業に必用な工具の確認です。
納車時から装着されていたエンドレスチェーンを切るには、チェーンカッターがあれば便利ですが、今回はディスクグラインダー(通称サンダー?)でチェーンの側面を削り落とすことにします。
他は、バイク用ジャッキ等タイヤ交換に使う工具が一式必用ですが、これらも安全に代用できる物で済ませられれば、そちらを使います。なお、サイトの手法を推奨するわけではありませんので参考にされる場合は自己責任で行ってください。
実際に作業をしてみて、ウォーターポンププライヤとサイズの小さいナットを使いましたが、バイクいじりをする人なら簡単に揃うと思われます。
このチェーンを購入したのが夏のはじめでしたが、初めての作業を炎天下でこなす気力が無かったので随分先延ばしにしてしまいました。
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