気がつけばエイプ50はオイル交換でバイク屋さんへお願いしたことが一度もありません。
そして今回も自分で交換してしまいます。
目次 非表示
オイル交換に準備するもの
オイル交換のために準備する消耗品は以下の3点と漏斗の代わりには特別な?SST(なんちゃって)を用意しました。
- バイク用エンジンオイル
- オイルドレンワッシャー(金属製のパッキン12mm)
- 廃油処理パックなど
- 漏斗(廃品からの代用品)
![バイク用エンジンオイル](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_093123.jpg)
10W-40のエンジンオイルとドレンパッキン
いつだったか、自分でやると工賃が浮くからその分いいオイル入れたいねみたいなことをどこかに書いていました。
モチュールなんか使ったのは、たったの1度だけです。
![17mmメガネレンチ](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_093845.jpg)
締め付け時に使用するトルクレンチ
![テープを巻いたプライヤ](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_094123.jpg)
ウォーターポンププライヤーにテープ巻きで油温計を緩める
工具は17mmのメガネレンチと、滑って回しにくい油温計を外すのにビニールテープを巻いたプライヤーを用意しました。
ドレンプラグを適正に締め付けるにはトルクレンチも必要ですが、個人的に原付に使うために揃えるには大変かと思います。
交換作業の手順
![エイプのエンジンオイル交換](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_094255.jpg)
作業に入る前に一度エンジンをかけて数分アイドリングしてからエンジンを停止します(作業時のやけどに注意)。
エンジンからオイルを抜く
![油温計を外す](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_094100.jpg)
オイルフィラーキャップは先に緩めておきました。
ここを開けておかないと、オイル抜いたけど注ぎ口のキャップが開かなくて新しいのが入れられない・・。
なんてことは稀かと思いますがキャップを開けたほうがオイルの抜けがスムーズですので忘れないよう開けています。
![地面を汚さないようにトレイを置く](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_094812.jpg)
廃油処理パックや専用トレイをエンジン下に置く
続いて、エンジンの下に廃油処理パックなどを設置。
![ドレンプラグを外す](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_095024.jpg)
ドレンプラグを緩めて外す
準備が整ったところでドレンプラグを緩めて外します。
![古いオイルを排出](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_095129.jpg)
オイルが抜けきったところで、軽くキックアームを下ろしてみたり車体を垂直に起こしたりオイルを出し切ります。
![走行により汚れたエンジンオイル](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_095212.jpg)
なお、キックする場合は注ぎ口のキャップを戻して軽く締めておくことでオイルの飛び散りを防げます。
古いオイルが抜けきるまで、新しいオイルを専用のジョッキや計量カップに移しておくとスムーズです。
ドレンプラグのワッシャーの交換
![ドレンパッキンを交換](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_095447.jpg)
左が新しいドレンワッシャー
外したドレンプラグ(ボルト)から古いワッシャーを外して新しいものをつけます。
![ドレンプラグを元通り設置](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_095656.jpg)
オイルが滴り落ちなくなったのを確認してから、ドレン周りを清掃してドレンプラグを締め付けます。
![トルクレンチで締め付け](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/img_20220425_1000462479343889422477064.jpg)
ドレンプラグのトルク管理
作業を完璧にしたい方はトルクレンチなどで締めると安心でしょう。
オイルを入れる
ドレンプラグを元に戻したら、新しいエンジンオイル0.8Lをオイルの注油口から注ぎ入れます。
計量カップやジョッキを使った場合でも少量は容器に残し、オイルフィラーキャップにあるゲージで入った量を確かめながら追加していくと良いでしょう。
![新しいオイルを注ぐ](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/img_20220425_1003178197246666597994954.jpg)
漏斗代わりに素敵なSST(なんちゃって)を使ってオイルを入れています。
![オイルの量を確かめながら注ぐ](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_100551.jpg)
今回はゲージ付きのボトル入りオイルでしたので直接注ぎました。
入れる量が少なければ少しずつ足していけば良いですが、先に多めに入れてしまったらオイルを再度下から抜く必要があるので面倒なことになります。
ゲージでオイル量のチェックが済んだらキャップ(油温計)を締め付けて作業は終了です。
原付でもバイク用のオイルを使う
エイプもエンジンオイルにはバイク専用として販売されているものを使わなければなりません。
たかが800ccなら車用の余ったやつ使えるんだが・・。などとは考えないようにしましょう。
ネットをさまよっても答えが複雑になるだけで自分で試したくなります。
クラッチが滑る理由は、クラッチ板の磨耗以外にも原因があるのですが変な挑戦をすれば修理のときに車用のオイルを使ったからと憶測で攻められことになりおかしな気分になりかねません。
![オイル交換時の走行距離](https://bike.danman.jp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_20220425_101615.jpg)
エイプはカスタムが楽しめるバイクなので、気持ちを車用オイルに向けなくても楽しみ方は他にあります。
それから、原付の場合は排気量が少ない分、回転数によるエンジンへの負担が心配されるので交換スパンは短めという方も多いようです。
おすすめ記事