バイクに使うタイヤの交換サイクルは走行面の摩耗具合や劣化具合によるので、タイヤサイズやゴムの質、または走行距離などでも一概に判断ができないものでしょう。
そんな、タイヤの種類とバイク、乗り手と走行距離や時間など様々な要素が交わった使用環境の一例として10年以上乗ったバイクCB400SSでタイヤを何本履き替えたか確認してみました。
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交換回数はフロントが3回、リアが5回
CB400SSは2011年に中古で納車してから昨年(2021年)で10年が経過しているバイクです。
走行距離が少なめだったこのバイクは、前後とも初年度登録時からの純正タイヤを装着した状態で納車されていました。
この最初に履いていたタイヤも含めて、現在フロントが3本目、リアが5本目です。
リアの5本目はちょうど車検に合わせた時期に交換していますが、10年の経過期間のうちに履き替えたものとして数えています。
前輪は一貫してメーカー指定の100/90-19
フロント側は、特にメーカーやブランドにこだわることもなく、現在の3本目も含め純正と同じIRCの100/90-19をずっと使っています。
このIRCのタイヤは走行距離による摩耗が少ないことで当初から他のユーザーから好評でした。
ただし、販売時に走行距離が約3000kmと少なかったとはいえ納車時に約8年経過した車体と同年齢のタイヤが付いていたのは気になったところです。
そんな、コチコチのタイヤでも峠で滑ることがなかったのはCB400SSの軽い車体のおかげかと思っています。
後輪は2本目以降を他社製チューブレスへ
前輪をIRCで通して来たのに対して、後輪は早いうちからブリヂストンのBT45などに履き替えています。
現在の5本目はBATTLAX BT46の120/80-18を使用中。
リアはチューブレスタイヤですが、スポークホイールですので中にチューブを入れて履いています。
途中で、海外製のタイヤも試しましたが、今となっては日本国内(特に寒い地方)で使うバイクのタイヤは日本製が無難だと判断しています。
走行距離は約3万キロ
CB400SSで峠道を喜んで走ったのは最初の1、2年程度で、それ以降は街乗りが多くなり山へはあまり出かけていません。
そうした使い方だと、フロントはほぼ満遍なく均等に摩耗し、リアは真ん中だけが極端に減ってサイドはもったいないほど残ってしまいます。
400ccのわりに軽いバイクなので、安心してリアブレーキを使い過ぎてしまう癖のある乗り方も影響してのことでしょう。
走行距離的には約3万キロ(10年経っての車検で32,400km)なので、フロントは約10,000キロごと、リアは約6,000キロごとに交換している感じです。
年数的には、フロントが約3年、リアは約2年のスパンでした。
以上は、あくまでも一つの参考であって、実際にはこれより余裕をもって早めに交換されたほうが良いでしょう。
特に今の時期のように秋に、タイヤが摩耗していることが分かったら次のシーズンの春まで待たずにタイヤは交換してしまったほうが冬場は安全に走れます。
バイクが好きであればあるほど、冬でも何度かエンジンはかけることも想定して秋の内に履き替えて慣らしまで終えてしまうのが理想的なことでしょう。
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