コロナ禍に入る前より更に2年ほどさかのぼった頃にハーレーダビッドソンジャパンが各地で大規模な試乗会イベントを開催していました。
バイクを400ccに乗り換えてから、こうした大型バイクの試乗会に参加できるのは非常にありがたいことでしたが、何か理由があってか試乗イベントそのものがなくなってしまいました。
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消えた試乗会イベント
どういう事情なのか察することすらできませんが、メーカーが大風呂敷広げたところで販売店側にメリットがないのか、試乗会にかかる費用と販売台数への効果を考えると意味がなかったということでしょうか。
バイクシーズンに入るころには毎年ネットで情報をチェックしていましたが、ここ1、2年ほどは感染症騒ぎで試乗会以外でもイベントそのものが期待でる状況にありませんでした。
ただでさえ最新モデルを試乗車として提供するところに、参加者がバイクに乗るたびに新車のシートやハンドルのグリップをアルコールで吹き上げるのは現実的ではないですし人手もいることでしょう。
そこにヘルメットなど安易に貸し出すわけにもいかないのは想像できますし、バイクの試乗会も音楽イベント並みかそれ以上に難しいことだったかと納得します。
参加者の中にも、自分のように試乗はするけどその場で楽しむだけで購入しないとう人がいればなおさらかとは思います。
たまには乗りたい大型バイク
メーカーが大々的に開催するイベントは期待できないにしても、ディーラーが主催する試乗会は感染者数が落ち着き次第かなとも想像します。
ただ、地元のディーラーでバイクを試乗させてもらう人というと、ほぼ購入意欲が満々の方を想定してのことでしょう。
いろいろな気遣いを考えると、たまに大型バイクに乗りたいだけなら最初からお金を払ってレンタルするというのが一番無難のようですが借りたバイクに乗って何処かへ行きたいわけでもありません。
バイク好きとして知らなかったでは済まされない、それぞれのバイクが持つ特性、とくに鼓動感というのを実体験してみたい。そんな気持ちを充分に満たしてくれたのがメーカーが開催していたイベントでした。
このバイクはこんなにドコドコ振動があってワイルドな乗り心地だけど、自分のバイクのほうが取り回しが楽だし使い勝手が良いといったことをあらためて確認できる手段が試乗会だったと言うことになります。
メーカーや販売店からすると、本来試乗してもらいたかった対象からはことごとく外れる客だったということになるでしょう。
自分でもあらためて認識することになってしまいましたが、今思えば最新モデルで公道を走れる神イベントともいえる試乗会。かすかな望みとともに復活を期待したい気持ちが絶えません。
一度単気筒にハマった者の気持ちは大排気量ツインと言えど崩せはしない。この固い意志に再び寛大な気持ちでもって挑みに来てほしいと思っています。
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