フロントブレーキホースのマスターシリンダー側にあるバンジョーの付け根部分に歪みが生じていたことからブレーキホースを新しいものへ交換することにしました。
もともとグリップ位置が高めの形状のハンドルへ交換しているので、純正のホースだと長さが足りないので今回も長いサイズのブレーキホースを探してみました。
取り付け部分が歪んでしまったホース
交換前の古いブレーキホースは良く見ると無理な力が継続的に加わったかのように凹凸が見られます。
それと、バンジョーボルトは純正品を引き続き使っていて、こちらも錆が目立っています。
カスタムハンドルに合うよう少し長いホースを選んでいたつもりでしたが、それでも取り回しに無理があったのかと想像します。
マスターシリンダーの接続で上向きに角度がついているのも取り付け時に収まりを良くするためだったと記憶しています。
いずれにしても、出かけた先でフルードが滲み出してからでは対処できないため交換することにします。
新しいホースとバンジョーボルト
CB400SSの純正ブレーキホースの長さは860mmらしいですが確信に至るには情報が足りません。
当初、この860mmより長めの900mmでも短かったので今回は1000mmの長さのホースを選んでみました(結果長すぎました)。
ちなみにブレーキホースの交換は今回で4本目です。
長さを測ってみる
新しいホースの長さは、両端のボルトが入る穴を基準にして計ってみます。
癖がついているためテープで固定して計ってみたところ約1000mm(1005mmくらい)でした。
チタン製のバンジョーボルト
ホースと同時に交換するバンジョーボルトにはチタン製のものを用意しました。2個セットで売られていたものです。
交換用のワッシャーも2個ずつ付属していますが、見慣れた形の物とは違って厚みがあり内側にゴムのようなものが入っています。
このへんはキャリパーのオーバーホールをするときに別な物へ交換したいと思います。
ボルトはチタン製ということなので重さを量ってみたところ2本で35gほどです。
軽いけど小傷は入りやすいのがチタンのデメリットかと思います。
ブレーキホースの交換作業
ホースの交換は、外して付けるだけなのですが塗装面に影響があるフルードの扱いが厄介。
特にタンクなどにはかからないよう養生が必須です。
古いホースのフルードを抜くためキャリパー側から外すことにしました。
最初にホーン裏の固定金具を緩めて外しておきます。(ノーマルの状態ではもう1か所固定部分があります)
地面に垂れないよう容器を置いてからキャリパーのバンジョーボルトを緩めて外します。
続いて、レバーを何度か握ってリザーバータンク内の古いフルードを下まで押し流してしまうことにしました。
このタイミングで、古いホースと同じルートをたどり新しいブレーキホースを這わせます。
実際に合わせてみると少し長すぎな感じもしますがなんとかすることにします。
タンク内のフルードが押し出せたら(受けの容器に垂れきったら)マスターシリンダーのバンジョーボルトを外して新しいホースとボルトに交換。
キャリパー側も仮止めしてホースの取り回しを確認します。
今回長いホースに交換したことの影響なのか、ホースの一部がフォークブーツに干渉するようなのでフェンダーにあるメーターワイヤー用のガイドを通してみることにしました。
この部分はあとで擦れなどがないか要確認といったところ。それとエキパイにも近すぎます。
ホースを無理のない形に整えてからホーン裏の固定金具を取り付けます。
ここで新しいホースに付いていたゴムクッションに厚みがなくが細すぎたようなので、こちらは純正品と今まで使っていたゴムシートを継続使用することにしました。
あとはマスターシリンダーとキャリパーのバンジョーの角度を微調整しながら固定して取り付け作業を終了。
あとはフルードを補充してエア抜きに移りますが、エア抜きについての説明は今回割愛させていただくことにします。
タンク内のフルードを空にしているのでシリンジを使ってキャリパーからフルードを押してやるのが一番簡単というより地道にレバーを握るやり方だと大変かもしれません。
肝心の交換したブレーキホースは明らかに長すぎでした。
交換前と同じ長さのものを使って取付け角度を調整するのがもっとも理想的のような感じです。
それから、ボルトに付属していたワッシャーの形状も気になります。内側にゴムとか見たことがないので少し心配です。
ちなみに純正品だと確かアルミ製のワッシャーでした。
早めに無難なものへ交換したいと思います。
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