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外気温が低い走行条件で原付バイクの油温はどう変化するのか

原付バイク冬の走行時油温

暑い夏にはオーバーヒートが気になる空冷エンジンですが、「冬は逆に安心しきって油温に関心が向かなくなりがちだ」なんてこともあるでしょう。

今回は寒さに耐えながら原付バイクの油温を簡易的にチェックしてみました。

1月の午前10時、気温1桁で始動

温度をチェックするのは原付バイクのエイプ。ボアアップ車両なのでノーマルより温度上昇は若干早いと見込まれるのと、使っているアナログ式の油温計も精度や信頼性が把握しづらいものですので「始動時からの温度の動き」を参考としてとらえる程度になります。

車両保管時の油温計は0度

車両保管時には0度の表示

エイプを動かすのは1月に入ってから2度目。走り出し午前10時の外気温は3kmほど離れた街中の観測地点で1.1℃。

自宅での車両の保管場所はほぼ0℃くらいですが、日当たりの良い場所に移動して乗る準備をしていたら油温計の表示が少しばかり上昇したようです。

エンジン始動前の指示値はおおよそ1℃くらい。

原付なのと、何より寒さもあるので走るのは日常生活圏内にとどめて、自宅から約3kmほど先にあるドラッグストアまで走ってくることにします。

気温が零度前後ということもあって、チョークを引いてからキックしても1発でエンジンはかからず数回キックでようやく始動。ここでしっかり暖機したいところですが、やはりご近所の目線が気になりゆっくり走りだすことにしました。

走り出し2.7kmの走行で20℃まで上昇

7分2.7km走行で20度

自宅からゆっくり走り出して約7分の走行で2.7kmほどメーターが回りドラッグストアに到着したところで油温計を見ると20℃。

20℃という温度は夏に手を突っ込んでも「温さ」は感じない温度ですので流石に数値は何かしらの補正が必用かもと思ったところではあります。

間に停止を挟んで9分経過3.8km走行後25度

その後ちょっとした買い物を済ませ、さらに2分ほど走行した場所で油温をチェックすると25℃。

誤差を多めに見込んだとしても低すぎなので、路肩にバイクを寄せてしばらく暖機することにします。

3.8km地点で8分アイドリング17分経過で35度

暖気後にようやく35℃

一連の温度上昇の経過を表にまとめると次の通りです。

走行距離 時間 表示温度
スタートから2.7km走行 7分 20℃
数分停止後に1.1km走行 2分 25℃
0km走行(暖機) 8分 35℃
3.4km走行 7分 50℃

途中で時間をかけて暖機した効果はプラス10℃の上昇。

自宅に戻った時点で7.2km走行24分経過で50度

最終的に50℃まで確認して終了

その後、エンジンが暖まってきたところで回転数を上げ気味にして自宅まで戻ったときには油温は15℃も一気に上がったことになります。

ここまでで走行距離は7.2kmエンジンをかけていた時間は約24分ですが、ドラッグストアで数分停止(停止時間も合わせると30分ほどになる)しています。

最終的に50℃まで上がったとろろまで確認でき、その後も走行距離を延ばせば油温は上がったかもしれませんが乗り手の体温が奪われるのと気温1桁前半だとヘルメットもフルフェイスにして曇り止めをするなど工夫が必要な模様です。

今回の油温計のチェックでわかったのは、気温零度前後では走行距離や時間による油温の上昇は少なめで、冬季の原付バイクで想定される行動範囲内のいわゆる「ちょい乗り」ではエンジンが暖まりきらないことが考えられます。

もちろん冬でも通勤に乗ると方などは10km近く走ったり、充分な暖機や途中の信号待ちなどもあってエンジンの温度はそれなりに上がることでしょう。

それと、長いことこの車両に装着しているオイルフィラーキャップタイプの油温計は、表示値を運用するにあたって他の測定方法との違いなども調べてみる必用がありそうです。

これに関して本音を言うと、油音が上がりきらない理由は自分が他の人より丁寧な走りを心がけている成果なのではと信じたい気持ちも若干あります。

もっとも、寒さでエンジントラブルが起きるような条件下では必然的にタイヤも冬用の装備が欲しくなるでしょうから、そちらの心配の方を優先しなければならないかもしれません。

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