バイクのオイル交換の時にはドレンパッキンも新品に交換しましょう。とはよく言われることです。
ところが、バイク用のオイルはホームセンターなどで扱っていて気軽に買うことができるのですが、ドレンワッシャーのほうは車用は売っててもバイク用と表記されたものはあまり見かけません。
似たようなサイズのドレンパッキンはあるのですが、はたしてバイク用として使えるのでしょうか。
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納車時に付いていたワッシャー
ホンダのバイクのドレンワッシャーは内径が12mmのものと14mmのものがあるようですが、私が所有するエイプとCB400SSはどちらも内径は12㎜のものを使用しています。
ちなみにCBはドライサンプ方式なので2枚必要です。
どちらも中古で購入しているので、納車の時にはすでに交換済みの汎用品が付いていましたが、参考としてサイズを計ってみることにします。
装着されていた汎用品は、外径20.5mm、内径12.0mm、厚さ2.0mmのサイズでした。
材質はアルミです。
これと同じものを入手できればオイル交換時に使えそうです。
車用を詳しく見てみる
気軽に手に入れることができる四輪車用で同じサイズのものを見てみることにします。内径が12㎜であれば使用可能な感じもしますがどうでしょう。
トヨタ車用
トヨタの車用にも内径が12ミリのものがあるようですが、試しに使用してみることにしました。
この黒いワッシャーは表面が樹脂っぽいもので覆われているタイプ。
これで次のオイル交換まで走ってみます。
CB400SSに使用した後に外したものを見てみると黒い部分がドレンプラグの締め付けに合わせて潰れているように見えます。
しかし、それだけではなく実はオイルを排出するときドレンプラグが手で回りそうなほど緩んでいました。
しっかり締めたはずなんですが、やはり車用は使えないのか緩みは不安なので、このトヨタ用の黒いやつは控えた方が良さそうです。
これと似たものでダイハツ用が販売されてましたが、同じものではないかと思います。
ワッシャーですからバイク用途に使ったところで違いがあるとすれば、冷却方式が空冷なためドレンパンの熱が影響しやすいとも考えられます。
日産車用
こちらも大きさがちょうど良く見えますが、材質が銅でできています。機能的には銅でも問題はないと思いますが、厚さを計ってみたら半分の1㎜しかありません。
薄っぺらで頼りなくはありますが、ブレーキホースとバンジョーボルトに使われてるものは厚みが1ミリあるかないかですし、これも試してみることにします。
この記事を書いている時点で、この日産車用を使っています。個人的にはドレンパン側の目ねじが最後まで切ってあれば問題はないかと感じますが、やはり進んでオススメできるものとは言えません。何せ車用で販売してるものですからバイクは想定してないものでしょう。
その他の四輪メーカー用
ここで書いた、トヨタ、ダイハツ、日産以外のものは内径が合わなく使えないと思った方が良さそうです。
ホンダの四輪用も内径が14ミリになってしまい車種によっては合うものがあるかもしれませんが12ミリの車種には使えません。
使えるワッシヤーまとめ
このように、日産用のものとトヨタ、ダイハツ用で表面も金属のものはホンダの12ミリの代用として使えそうです。
ただし、トヨタ用でも外径が24ミリのワッシャーが存在するのでドレンパンの形状によっては使えないでしょう。
ドレンワッシャーも販売するメーカーによって様々な種類があるので、今回取り上げたものはごく一部のものになります。できれば厚さは2ミリ以上欲しいところですが、探せばピッタリのものが見つかるのではと期待しているところです。
その前にバイク用品店へ寄る機会も十分あるでしょうけどね。