原付バイクApe50(エイプ)の左前方のウインカーが点滅ではなく点灯を続け、左後方のウインカーが点滅も点灯もしないというバルブ切れの症状が出たので中の電球を交換することにしました。
エイプも年式の古い車体が多いので、こうしたケースでも新しいバルブ(電球)を用意する前に接触不良などの不具合がないか簡単にチェックしたほうが良い場合があります。
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交換用のバルブ(電球)を準備
交換用のバルブを調べるために念のため4カ所全部のバルブを取り外してみたところ2カ所でガラスがオレンジに着色されたものが入っていました。
この車体は自分のところに来るまでに何度かウインカーバルブを交換しているようです。
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球切れしていた左後ろだけは自分が何年か前に入れ替えていた12V10Wでした。他の3か所は12V23Wでしたがエイプのウインカーは12V10Wで交換しても大丈夫なようです。
切れた10Wのものを見てみると中の構成部品が細いもので出来ていてバイクの振動には弱いようにも見えます。
この10Wを付けていた左後以外は球切れを起こしたことがなく、今まで乗った他のバイクでもウインカーの球切れを経験したことが少ないことから、色付きのメーカー違いを入れていたのはバイク屋さんに置かれていたときではないかと想像します。
新しく購入したバルブ
今回手持ちの交換品がなかったのでウインカーバルブは新品を購入。
デイトナの24252という品番(2個入り)12V23Wを用意しました。
ラベルにφ18.5球、長さ35ミリと書かれています。
φ18.5は電球のガラス部分の直径。
ソケットに入る金口の部分を計ると約15mmのサイズでした。
長さの35ミリは実測してみると約34.5mmでだいたい合っています。
エイプのウインカー内部
エイプのウインカーレンズには雄ネジが切られていて左回りにクルクル回すと外れます。
黒いパッキンが付属していますが、これの劣化が進んでいると雨水などが入り込んでソケット部分に錆が発生し接触不良を起こします。
ウインカーが点滅しないときは球切れだけでなく、この部分の錆が点滅しない原因とも考えられ、その場合は汚れを拭き取っただけで復活することもあるので先に書いたとおりチェックしてみると良いでしょう。
汚れがなくバルブが切れているようなら新しいものと交換。錆や汚れがある場合は軽く掃除をします。
新しいバルブを装着してからエンジンをかけてチェックしてみると前後交互に点滅するようになりました。
レンズを元通りに取り付けたら完了です。
ウインカー球切れの症状
今回のようにエイプなどのウインカーバルブは後側が切れれば前が点灯したままになり、前が切れれば後ろが点きっぱなしになります。
古いバイクでは球切れ以外の接触不良を含め他の不具合が原因の可能性もあるので、取り外してみて切れがないか確認してみることがおすすめです。
判別が付きにくいときは、前後でバルブを入れ替えてみて不点灯の場所が変わらなければ回路の不具合か接触不良の可能性が高く、原因がバルブ切れか回路の不良かを特定しやすいでしょう。
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