直流電源を取り出すためレギュレートレクチャファイアに接続するコネクタの種類を調べてみました。
バッテリーレスのエイプからDC12Vを取りだす方法についてはWeb上にたくさん情報がありますが、適合カプラについて具体的に紹介しているページは僅かです。
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仕様が分からないコネクター
エイプからDC12Vを取り出す方法を調べてみると、レギュレートレクチャファイア(レギュレター)に差し込まれたオス側のコネクターから出ている配線を直接加工している例が多いようです。
元の配線を加工せず、レギュレートレクチャファイアと配線の間に社外品の4極カプラーを噛ませて取り出している例も拝見できるのですが、使用している4極カプラーの仕様について詳しく解説しているページは希です。
手慣れている人でなければ、リード線の被服を剥がしたりバイク本体での半田付け作業などは作業後の不具合を考えると避けたいところではないでしょうか。
そこで、HONDAエイプのレギュレートレクチャファイアに適合できるカプラ(コネクター)について調べてみることにします。
レギュレターをチェック
シート裏に配置されているレギュレートレクチャファイアと差し込まれているコネクタを詳しく見てみました。
エイプのレギュレートレクチャファイアに差し込まれているコネクタは一見、汎用品がそのまま使えそうな平型の4極カプラーのオスが差し込まれています。
配線の色は次のような配置。
空き | 黄・黒(2本) |
---|---|
空き | 緑 |
この純正カプラーとレギュレートレクチャファイアの間に、自作のハーネスを入れる予定なのですが。
エーモンの4極カプラー
ホンダの原付へ使用する4極カプラーの大本命「エーモン1124」を使い適合を検証してみることに。
元のコネクターをレギュレートレクチャファイアから外して、エーモンの1124のオスを差し込んでみます。
形状はかなり似ていてレギュレートレクチャファイアにもピッタリと入り逆に抜くのが大変なほどなので、この部分は一安心ですが・・。
1124のカプラで作成したハーネスを元の配線に接続する場合、1124のメスと元のコネクター(オス)も適合している必要があります。
エーモン1124のメスと車体側のコネクタを合わせてみると、留め具の形状が全く異なることに気が付きました。
エーモン1124のオスの留め具がレギュレートレクチャファイアへ差し込まれる形状であるのに対して、車体側の純正コネクターの留め具は接続口の上側に被さるタイプです。
このままでは、エーモンの1124を使って直流への変換ハーネスを作成しても元の配線とレギュレートレクチャファイアの間に入りません。
とりあえずは社外品の4極カプラーセットをもう一つ用意して、車体側の純正コネクターを社外品へ交換することにします。
なお、この作業は元に戻せなくなるので自己責任で行います。
コネクタに差し込まれている端子は、引き抜こうとしても特殊な工具を作成しない限り簡単には抜けませんので金具の端子が差し込まれている部分に切り込みをいれて壊してしまいました。
純正のオスの変わりに、エーモン1124カプラーのオスに車体側の端子を差し込んでみるとピッタリです。
これで安心してハーネスの作成に入れます。
謎の多い純正コネクターでしたが、このあと直流化に使用する電解コンデンサについても分からないことだらけです。
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