もしもハーレーがその辺に落ちてたら【大型バイクの免許がある世界】

ハーレーダビッドソン フォーティーエイト

世の中には定年を迎えたあとに大型バイクの免許を取得してバイクに乗り始める人が一定数いらっしゃることでしょう。

大人でも、将来に向かってかなえたい夢を持つことは良いことで尊敬すべきことだと思います。

それでも、そうした将来のビジョンを描ける人の中で大型バイクに乗りたいという希望は優先順位が1番に来る方はそう多くなく、先の将来に描くコトは常に漠然としていて流動的なものかもしれません。

大型バイク免許の取得で開ける道

客観的にみれば、大型バイクという乗り物も幅広い趣味やライフスタイルからみれば狭い世界のものでもあるでしょう。

先の将来を無理に狭いジャンルの娯楽に絞り込む必要はないように思えますが、来る未来を迎えたときを考えると免許だけは先に取得しておいて損はないと思います。

これは私自身の経験からも実感するものがあって、大型バイクの免許を取るために教習所に通いだして分かったのが、限られたコースの中をゆっくりバイクで走るということが意外に大変だったというのがあります。

大型バイクのイメージとして重量感を思い浮かべられるかもしれませんが、実際に大型バイクで走ってみると走り出せば安定して走行できうる乗り物です。

ただし、バイクの重さより二輪車という常にバランスを取らなければならない乗り物を低速走行させるには、慣れないうちは非常に体力を使います。

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仮に私だけが運動神経が鈍くてそう感じただけだとしても、余裕のある時間を迎えた人にとっては結構な体力が必要なものではないかと思います。

無理だというレベルではなく、簡単ではなく挑戦する楽しさは得られにくいかといったところでしょうか。

それから、免許の取得だけは早いうちが良いと考えるには一つの理由があって、運転できる乗り物が一種類増えるということは免許取得のために(仕事以外の自由な時間を使って)行動して成果を出せたということです。

バイクの免許は、他の四輪車などの免許と違ってもっとも趣味性が高い免許です。もちろん仕事でバイクに乗る人にとってはそうでないかもしれませんが取得の理由は趣味やライフスタイルが影響することでしょう。

このことは、バイクの免許を持っている人は自分の好きな生活スタイルを実現するためにわざわざ免許まで取得した言わば相当な行動派であることを意味するでしょう。

そして免許を取得したあとに実際にバイクに乗るかどうかは自由であって、当然定年後の楽しみにとっておいても良しと考えます。

ちょっと拝借しちゃう映画のヒーローと同じポジションへ

いつかは大型バイクの免許を取ろうと考えている人へ少し想像してみて欲しいのは、人生の先輩である舘ひろし氏はその昔刑事ドラマの中で他人のバイクを乗り回して犯人を追い回したりしていました。

他に、この手の演出経歴の長い人としてはトムクルーズが分かりやすく映画の中でいつの間にかバイクに乗っています。

また、それほど先輩度が高くないダニエルクレイグも映画のシーンで、そこらにあるバイクを拝借しちゃって悪党から逃げたり追ったりします。

映画のヒーローには簡単になれませんが、もしその辺にハーレーが落ちていたとして(話に無理がありますが映画より現実的)そのハーレーに乗車して動かせる免許があるかどうか、不測の事態や偶然のチャンスで大きなバイクを動かせるかどうか。

免許を持っていることは対処できる人で、免許を持っていない人はバイクを起こすコツも分からないし大型だとクラッチはまともに繋げないでしょう。

乗りたいのは先の将来でも免許は今が良い

免許さえ先に取ってしまえばバイクを買うか買わないか、試乗だったりレンタルだったりでもバイクに乗るタイミングは自由に選ぶことができます。

先に書いたとおり大きなバイクに乗りたいという将来のビジョンは、数多くの思い描く娯楽のうちの候補に過ぎないかもしれませんが、免許の取得を漫然と先送りし続けることは先の将来の選択を狭めることにもなるでしょう。

それと、これから乗ってみたいという方にはよけいな情報になってしまいますが、いざ大きなバイクに乗ってみたら思っていたイメージと違ったということもあるでしょう。

こんなにデカくなくても、早くなんか走れなくてもいいって感想も実際になくはないようです。

ただ、そう感じるのは乗り始めてしばらく経ってからのことで、例え期限付きであっても大きなバイクが大人の所有感を必要以上に満たしてくれることは間違いないと思います。

その結果、先へ思い描くビジョンの中から大型バイクが消えたとしても、大型バイクに触れることがなかった人より少しばかりワイルドな経験が確実に増えることにはなるでしょう。

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